南蛮貿易基礎編

南蛮貿易のやり方

 南蛮貿易は、東アジアの各街にいる貿易商人に、持ち込んだ交易品を渡して、その対価として南蛮品をもらうことで行うことができます。仕組みとしてはたったこれだけです。ですが、この持ち込む交易品をどうするかが最大のポイントです。

各商品の在庫は常に変動して、特に街状態に変化があったときはその変動が著しいことが多いです。何を持ち込むかも、その街の在庫状況次第ですけれども、ここでは定石となるような交易品をいくつかあげておきたいと思います。自分の持つ取引スキルを考慮にいれて、持ち込む交易品を選びましょう。なお、ここでは外部持ち込み品のみに限定して書いていこうと思います。

外部持ち込み交易品(カテゴリー1編)

食料品取引

ジャガイモ(リマ)→日本

医薬品取引

竜血(ソコトラ)→すべて
水銀剤(セビリア)→朝鮮・華南
マンドラゴラ(シラクサ)→華南

雑貨取引

洋書(リスボン・アムステルダム・イスタンブール)→台湾・華南

カテゴリー1総評

外部持ち込み品として、すべての文化圏で万能に使えるのは、ソコトラの竜血のみとなります。医薬品は朝鮮以外は在庫も少ないことが多く、使いやすいですが、持っている人は少ないでしょう。あえてカテゴリー1で南蛮をしたいという人以外は、医薬品取引を取るのはお勧めできません。食料品取引や雑貨取引は持っていると、持ち出しの際の交易品量を増やすことができますので、あるにこしたことはありませんが、外部持ち込み品としては少し弱いかな、という印象を受けます。全体的に、カテゴリー1で外部交易品を買うことは少ないと思います。

外部持ち込み交易品(カテゴリー2編)

酒類取引

ワイン(ヨーロッパ各地)→日本

鉱石取引

硝石(マスリパタム)→日本・華南
銅鉱石(マニラ)→台湾・華南

工業品取引

大理石(アテネ・サロニカ)→華南
鉄材(テルナーテ)→朝鮮
硫黄(クチン)→華南・台湾

嗜好品取引

タバコ(ペルナンブコ)→朝鮮

カテゴリー2総評

日本だけでみるなら、酒類取引でワインを積み込むのが最強。硝石はどこでも使えるが、南蛮貿易優遇船がないと、等量交換も難しい。銅鉱石はお手軽で、特に台湾で有効。工業品取引では、大理石が華南で強いが、積み込みが地中海の奥地というのが難点か。ポルトガル人ならば、嗜好品取引でタバコをペルナンブコで積み込み、交換するという手が使える。南蛮回し等を考慮すると、カテゴリー2で一番使える取引スキルは、嗜好品取引ということになります。

外部持ち込み交易品(カテゴリー3編)

織物取引

各種絨毯→すべて
ゴブラン織り→華南
ダマスク織→すべて
タフタ→すべて

武具取引

ダマスカスソード(ベイルート)→すべて

火器取引

マスケット銃(セビリア・バルセロナ)→すべて

工芸品取引

トンボ玉(アムステルダム・ピサ)→日本・朝鮮
宝石細工(ナポリ・カリアリ他)→すべて  
ガラス細工(ナポリ・ダブリン他)→すべて

美術品取引

古美術品(アテネ・ジェノヴァ他)→台湾・朝鮮・日本
油彩画(ヴェネツィア・アントワープ)→すべて

カテゴリー3総評

南蛮貿易のために何か一つ取引スキルを取る、といえば取ったほうがいいのが、工芸品取引。イベリア・ネデ・イング人の最終持ち出し品である狭織・湖筆・呉須手が工芸品取引。積み込み・南蛮回しともに最強の交易スキル。カテゴリー3の他の取引スキルは、外部持ち込み交易品の場合はあまり使い勝手がよくないことが多いが、南蛮回しで組み合わせて使うととても強力になるものばかり。


外部持ち込み交易品(カテゴリー4編)

香辛料取引

サフラン(マラガ)→すべて
唐辛子(アカプルコ・パナマ)→朝鮮
青唐辛子(アカプルコ)→朝鮮 
カルダモン(コチン)→華南

貴金属取引

プラチナ→すべて

宝石取引

インカローズ(トゥンベス)→すべて
ひすい(ペグー)→華南 
琥珀(コペンハーゲン他)→すべて

香料取引

唐木香(シエラレオネ)→朝鮮
麝香(カリカット・コチン) →すべて
ジャスミン(ゴア) →すべて
竜涎香(ソコトラ・ディブ他) →すべて
ローズ(ピサ・カレー他)→すべて
シベット(スエズ・セイラ他) →すべて
白檀(カリカット・ゴア・ディリ・ルン) →すべて

カテゴリー4総評

カテゴリー4の商品は、全体的に、東アジア各港の在庫量が少ないため、積み込みに向いてると言えます。その中でも、香料取引が最強です。近くは東南アジアの白檀、少し遠くてインドの麝香あたりを積み込めば、かなりの南蛮品をゲットできることは間違いありません。

お勧め取引スキル

以上のことを勘案したうえ、お勧めの交易スキルを二つ上げるとすれば、工芸品取引香料取引の2つです。

最初のお手軽交易路(イスパ人とポル人の場合)

  • ヨーロッパでワインを積み込み、それを長崎で種子島銃に交換して持ち帰る。
  • インドで麝香を積み込み、澳門で豆板醤に交換して持ち帰る。

持ち帰り交易品

持ち帰り交易品は、まとめwikiの南蛮貿易の項に何がどこで高く売れるかが載っているので、そこを参照にするといいでしょう。

ここでは、外部持ち込み交易品前提で書きましたが、次は南蛮貿易応用編として南蛮回し・南蛮貿易優遇等について書いてみたいと思います。

  • 最終更新:2013-10-08 13:31:14

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