論戦:導入編

執筆:ヴァン=ペイユ

論戦は、ざっくり言うと、発見物カードでデッキを組んで、カードを出し合ってポイントを競うカードバトルです。
ここでは、以下の流れで、アカデミーに参加するまでの論戦の知識を一通り説明していきます。
1.基本システム
2.デッキを来んでみよう
3.セッションしてみよう
4.アカデミーに出よう

1.基本システム

論戦デッキの設定画面を見ながらの方が理解しやすいと思うので
メニュー>記録>論戦デッキ で、自身の論戦デッキ設定画面を開いて下さい。

1_デッキ.png

まず⑦デッキのクラスとポイント制限を選択します。
各カードには⑥発見物カードのポイントが設定されています。
合計30枚のカードをデッキに選択し、⑦の制限ポイント内でデッキを構成します。

といっても、論戦のセッションのポイントは発見物ポイントだけで決まるわけではありません。
ポーカーや麻雀の役に当たるコンボがあり、トランプのマークに当たる⑤属性があります。
論戦ではこれらに対してボーナスポイントが与えられるため、それを意識して各プレーヤーが特徴を出したデッキを構成します。

⑤属性についてもう少し掘り下げていきましょう

2_ボーナス.png

発見物カードを見るとわかりますが。属性1には色があります。
遺物:赤
宝物:黄色
生物:青
地理・天文:緑
気象・現象:紫

上の論戦画面のBonus欄に、ボーナス属性のアイコンが表示されることがあります。
属性2のアイコンが表示されれば、該当属性の発見物カード1枚につき3ptボーナス
属性1の色のみのアイコンが表示されれば、該当の属性1グループのカード1枚につき2ptボーナス
です。

2.デッキを組んでみよう

ともあれ、デッキを組んで簡単なセッションをしてみましょう
必須なツールは以下の通りです。

・論戦デッキビルダー

デッキの検討のたびに必ず使用します。
判明している全てのコンボが検索でき、使うコンボを選択することで
カード枚数とポイント数の累積が計算できます。
マイデッキタブで状態を保存できますが、PC落とすと消えるような…

・コンボチェッカー

論戦デッキビルダー内の別サイト
手持ちの発見物が、コンボに絡んでいるかどうかが検索できます。

・大航海データベース

もともと、論戦デッキビルダーからクエストDBの該当のクエスト表示にリンクしていましたが
それが無くなったので、クエの検索にはこれを使用しています。

論戦デッキビルダーで、「次セット倍増なし」の「4pt」をクリックしてみましょう。

3_デッキビルダー2.png

4ptのコンボボーナスが付く、コンボとそれを構成する発見物カードの組み合わせの一覧が表示されます。
EUの港だけで発動するコンボも幾つかあるので、どれかにチェックボックスを入れてみてください。
左ペインの合計ポイントとカード枚数が増加します。

4_デッキビルダー2.png

これで、自分の手持ちの発見物カードからデッキに組み入れられるコンボを探して
合計30枚にします。
最大ポイント制限は下限で100ptですが、100pt分コンボを揃えられない人も多いかと思うので身内練習用として
・100ptデッキ
・次セット倍増なし4pt、8ptのみに限定
・合計60pt前後
・コンボがどうしても足らない場合は、適当なカードで
でデッキを作ってみましょう。ポイントの大きいコンボから埋めて、スキマを小さいコンボやカードで埋めるとスムーズに行きます。
これで、冒険をあまりしていない人でも、身内で論戦セッションできるデッキは作れるかと思います。

参考に、サンプルデッキを作ってみました。
比較的手に入れやすいカードでまとめており、ボーナスコンボ以外の
コンボも体験できるようになっています。
持っていないコンボは、同じポイント構成の他のコンボがないか、デッキビルダで探してみましょう。

・60ptサンプルデッキ

16_サンプルデッキ2.png

3.セッションしてみよう

それでは実際に論戦のセッションをしてみましょう。メニューの「状態設定」から「論戦許可」のチェックをオンにしましょう。対戦相手をクリックして論戦を申し込みます。

5状態設定.png

論戦が開始されると、最初のセットのカードが双方の手元に配られ、1枚目のカードが自動で場に出されます。
1枚目のカードは選べません。

1枚目の双方のカードと手元のカードを見て、コンボを狙うか?コンボが出なくてもポイント勝負するかなどを判断して、2枚目・3枚目を切っていきます。
双方が3枚カードを切ると、双方のポイントとコンボボーナス・属性ボーナスの合計値が表示され、高いほうがそのセットを取ります。

[注意点]
・コンボは場に組み合わせとなる発見物カードを両方切った時点で発動します。したがって、2枚目・3枚目どちらで発動されることもできます。ただし、1セットで2つのコンボを発生させることはできません。
・相手が既に場に出しているカードを、後から場に出した場合、カードポイントが無効になるので注意しましょう。
・場に同じ小カテゴリで同一属性のカードが4枚出ると、ボーナス属性がランダムで変化します。属性ボーナスで勝ちを狙う場合は、枚数をコントロールしましょう

4.戦えるデッキを作る

優先度の高いコンボ

既に触れたとおり、デッキの合計ポイント制限は100、150、200、無制限で
アカデミーは100、150、200のいずれか(100か150がほとんど)で行われます。
限られたポイント数で、いかに多くの有効なコンボを盛り込むかが重要になります。
では、よく使われるコンボを見ながら、どのような点で有効かを掘り下げていきましょう

メインはやはりポイントボーナスコンボです。
100ptでは16ptと12ptボーナス、150ptでは20ptと16ptボーナスの高火力コンボが主力になります。

○カードが重複するコンボ
まず、以下のコンボを見てみましょう

6_重複コンボ.png

見てもらえば分かる通り、同じ発見物カードが複数のコンボに絡んでいます。
(カーペットカメレオン、ミロのヴィーナス、伝説のカヌー)
 死海文書も、後述する弱体コンボと重複します)
つまり3枚のカードで2つのコンボに絡む事ができるわけです。
ポイントボーナスコンボにかぎらず、カードポイントや枚数を節約しつつ、多くのコンボを
組み込むためにはこの方法を使います。

○ポイントが一方に偏っているコンボ
次に以下を見てみましょう

7_偏ポイントコンボ.png

コンボを構成する一方のカードにポイントが偏っています。なぜこれがいいか。
そもそも、コンボは出ないことの方が多いです。コンボが出ないとき、あるいは
コンボを発動させたうえで、相手とのポイントが拮抗している場合は、残りの1枚のポイントで決まります(力押し)。
逆にコンボも出ない、ポイントも遠く及ばない場合は、そのセットを捨てる判断をしなければなりません。
上記で言えば、ゴリアテは単独で力押しに、ダヴィデは捨てカードに回せるわけです。

これ以外にも、燃費のいい(発見物ポイントの割にボーナスポイントが大きい)コンボは主力となります。

○倍加コンボ

主に使用されるのは、「次セット倍増あり、8pt」のコンボです

8_倍化コンボ.png

そのセットで8ptボーナスが付くだけでなく、次のセットで手元カードのポイント全てが倍になります。
上手くいけば、2セット連取できます。あまりに効果的なので、有志の大会とかで禁止されている場合もあります。
シビレコンボは8ptボーナスとしても燃費がいいし、全種揃えるのも比較的楽なので是非揃えましょう。150ptだと、ギリシャ哲学者まで全部組み込んでいる人も多いです。

主力以外のコンボ

主力の高ポイントボーナスコンボ以外は、4ptや8ptのボーナスコンボや、それ以外のコンボで
埋めていくのが基本です。ここでは、ボーナスコンボ以外のコンボを紹介します。

○ポイント強化コンボ

論戦デッキビルダで、「カード強化」の「自分強化」をクリックしましょう

9_強化コンボ.png

コンボとカードの一覧が表示されます。文字通り、自分の切ったカードのポイントを強化(×2)します。「対象」という列で指定している枚目のカードが強化されます。この、強化される枚目が指定されているってのがくせ者です。その枚目に高ポイントカードを切らなければなりません。

前述の通り、1枚目に切るカードは自分では選べません。意図的にボーナスを高めるなら2・3枚目かと思いますが、それにしてもある程度自分の打ち筋が固まらないと意図的に切れないと思います。
ただ、強化されるカードのポイント次第では4ptコンボよりも効果が高いので、ポイントの低いカードでのしのぎ合う100ptデッキでは有効です。
以下のように、ポイントが一方に偏っている燃費のいいコンボもあるので、慣れてきたら4ptや8ptのボーナスコンボに差し替えて入れてみてください。

おすすめ
10_強化コンボ.png


○相手弱体コンボ


強化コンボとは逆で、指定された枚目の相手のカードのポイントを0にします。相手のカードなので、当然弱体ポイント数はこちらでコントロールできません。強化とは逆に、1・2枚目の相手のカードを見てから発動を選択するといいので、1・2枚目を対象としたコンボがおすすめです。
強相手がポイント数で力押しにくる事が多い150ptの論戦で効果的です。とはいえ、こちらのポイントが強くないと勝てないので、燃費のいいコンボをえらぶか高ポイントのコンボを選ぶか迷いどころです。

おすすめ
11_弱体コンボ.png

なお、強化も弱体も「両者」に効果があるコンボがありますが、これは本当に自分と相手の打ち筋考慮しないと使いこなせないと思うので、優先度を下げていいと思います。

○ボーナス変更コンボ

ボーナス属性を1枚目の属性に変更するコンボです。小カテゴリで一致するので、最大3枚属性を揃えれば9pt得られます。これも、4ptコンボを下手に組み込むよりも効果的です。
属性が一致しているコンボを選ぶのはもちろん、デッキ全体である程度該当の属性カードを多めに入れておくと効果的です。

おすすめ
12_属性変更コンボ.png

○手札オープン

コンボが発動してもそのセットには効果がありません。文字通り。次のセットの相手の手札が、指定枚数見えるようになります。
ただ、見えたところでポイントで勝らなければ当然勝てないので、あまり重視していません。
アカデミーでもあまり見かけません。
低ポイントで発動できる「死者の審判」などもあるので、1pt同士の4ptコンボを入れるよりは、スキマ埋めとして有効かもしれません。

おすすめ
13_手札オープン.png

○手札シャッフル

2枚目で発動させると、3枚目のカード選択時に相手が自分のカードが見えない状態になります。コンボ阻止に有効です。必ず2枚目で発動させましょう。低コストかつ片方にポイントが寄っている「白鳥の湖」や、複数のコンボに絡むオリオン座を含む「七人姉妹を追う狩人」がオススメです。

おすすめ
14_手札シャッフル.png

○手札選択

これも、そのセットには効果がありません。
次のセットで、1枚目のカードが自由に選べます。手札オープンと同じで、さほど優位に働くことは少ないですが、低コストでシラクサが複数のコンボに絡む、マグナ・グラエキアなどがオススメです。

おすすめ
15_手札選択.png

4.アカデミーに出よう

大海戦と同じように、月1ぐらいのペースで土日開催される公式の大会です。
ざっと特徴を上げてみます。

・デッキのポイントは固定です。100ptか150ptになることが多いです。
・21:30~23:00の90分で、各自最大15セッションをこなします。
・デッキはアカデミー中いくらでも組み換え可能です。
・セッションで敗北すると、デッキからランダムで発見物カードを1枚ロストします。
 当然、コンボの片割れをロストした場合は、もう片方も差し替える必要があります。
・同じ相手と連続して戦うことはできません。間を開ける必要があります。
・自分の名前の横に星が表示されます。この星は5勝ごとに1つ増えていきます。
 同じ星数の人同士しか対戦できません。
 (5勝するまでは5勝未満の人としか対戦できず、5勝したら、5勝以上10勝未満の人としか対戦できない)
・5勝以上、10勝以上で賞品が変わります。それ未満でも参加賞があります。
 また、勝利数に合わせて冒険経験値が入ります(5勝で3000ぐらい?)
 
90分15セッションてのが結構大変です。1敗したらロストしたカード分の組み換えをしなければなりませんが、じっくり考えている時間がありません。私も15戦やりきれないことがしょっちゅうです。ある程度、どのコンボをロストしたらどう補うかを予めシミュレーションしておいたほうがいいです(やってませんがw)

カードロストが嫌かもしれませんが、希少クエであっても、ロストすれば再度クエだしして再発見できます。
これを利用して、沈没船やアジアダンジョンカードをロストしている方もいて、「負け屋」になってくれます。

アカデミー直前には、有志の論戦会主催で練習会も開催しております。初心者の質問・相談・おしゃべりなんでもおk。とてもマトモなフレが作れます。

論戦会はご新規の参加者を心からお待ちしています。

  • 最終更新:2016-10-22 08:56:28

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